北公園で練習をしていると、いつも感じることがあります。
ここには他の場所にはない、独特のあたたかさと一体感があります。

このフィールドでは、幼稚園児から高校生まで、
本当に幅広い年代の子どもたちが同じ場所でサッカーをしています。
カテゴリーも学年も違うのに、同じ空気を共有しながら、
それぞれが自分のペースでボールと向き合っている。

小さい子たちは、上の年代のプレーを見て自然と刺激を受けます。
「すごいな」「あんなふうにやってみたい」
そんな気持ちが芽生えて、目の輝きが変わっていくのが分かります。

逆に、上の子たちにも良い影響があります。
小さな子が一生懸命ボールを追いかけている姿を見ると、
初心に返れたり、思わず応援したくなったり、
時には優しく声をかけてくれることもある。

年齢とかカテゴリーとか、そういう枠を超えて、
サッカーを通じた“自然な交流”がここにはあります。
これは決してつくろうとして作れるものではなくて、
同じ場所で、同じ時間を積み重ねてきた北公園だからこそ生まれるものだと思います。

僕自身、この光景を見るのがとても好きです。

走り回る幼稚園児の近くで、小学生が真剣にトレーニングして、
その横のコートでは中学生・高校生がハードなメニューをこなしている。
プレーしているレベルは違っても、
「サッカーを楽しむ」という根っこの部分は全員同じ。

それが自然に混ざり合って、一つの“空気”になっている。

北公園は、ただの練習場所ではなく、
子どもたちにとっては成長の場であり、居場所でもある。
そして僕たちスタッフにとっても、クラブの原点を思い出させてくれる大切な場所です。

これからもこの環境を大切にしながら、
みんなで良い空気をつくっていければと思います。
子どもたちの成長を、ここ北公園で見守っていけることに感謝しています。


 

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