【富山遠征──サッカーがつなぐ心と心】
【富山遠征──サッカーがつなぐ心と心】
昨年の富山県遠征は、サッカーだけでなく、「人間力」を育む時間になりました。
富山県内の高校生たちとの真剣勝負。
そして、何より特別だったのが、地元で暮らすブラジル人の方々、さらにはブラジル本国から来ていた子どもたちとの国際交流です。
三日目の夜には、彼らと一緒にBBQ。
言葉は通じません。通訳もいません。
でも、ボールが一つあれば、それで十分でした。
ジェスチャーと笑顔、そしてプレー。
サッカーという共通言語だけで、子どもたちはすぐに打ち解け、笑い合い、全力で心を通わせていました。
この経験は、教科書では学べない「本物のコミュニケーション力」。
異なる文化・価値観を知り、受け入れ、自分の気持ちを伝えようとする力。
それは将来、どんな環境でも生き抜いていくために必要な“人間力”そのものです。
「育成」とは、サッカーの技術だけを伸ばすことではありません。
人との出会い、異文化とのふれあい、自分と向き合う時間──
その一つひとつが、かけがえのない学びになります。
せっかく遠征に行くのなら、サッカーはもちろん大切。でも私は、それ以上に“一生キオクに残る経験”をさせてあげたいと思っています。
富山でのこの貴重な時間は、まさにその一歩になったはずです。
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