「子どもが変わる瞬間に立ち会える場所──だからこそ、大人も本気でぶつかる」

子どもたちの成長は、本当に一瞬です。

昨日できなかったことが、今日できるようになっている。
「こんなこともできるようになったんだ」
そんな場面に立ち会えることが、私たちにとって何よりの喜びです。

だからこそ、大人の“なんとなく”は、子どもにとって大きな損失になると私たちは考えています。
子どもはいつも真っ直ぐで、全力で、まっすぐぶつかってきてくれる。
その想いに、本気で応えるのが大人の責任です。


ある子は、はじめは声も出せずに不安そうにボールを蹴っていました。
でも、数回の練習で少しずつ笑顔が増え、最後には大きな声で「パス!」と叫んでいました。
その姿に、周りの子も自然と笑顔になり、チームの空気が変わったんです。

こういう“目に見える成長”こそ、私たちが大切にしているもの。
そして、見えないところでの“心の成長”も、実は同じくらい大切にしています。


私は「アクティブチャイルドプログラム(ACP)」という、文部科学省が推奨している専門資格の講師でもあります。
運動を通じて「感じる」「気づく」「学ぶ」──
そんな本質的な成長を引き出す知見を、日々の指導の中に自然と取り入れています。

もちろん、難しいことはしません。
遊びの中に学びがある。
楽しいから、動きたくなる。
そんな環境があるから、どの子も笑顔で走り出します。


ヴェルディ相模原では、現在「小学生向けの体験会」も開催中です。

サッカーが初めてのお子さんも、ちょっと運動が苦手かもという子も大歓迎です。
私たちは、一人ひとりの“今の状態”に合わせて指導を行います。

体験会では、「うちの子でも大丈夫かな?」という親御さんの不安が、
「来てよかった」「また行きたい」に変わる、そんな時間を提供できたらと思っています。


きっかけは、たった1日の体験かもしれません。
でもその1日が、その子の人生を変えるきっかけになるかもしれない。

子どもが本気で向き合ってくれるからこそ、
私たち大人も、本気で応える。

そんな想いで、今日もグラウンドに立ち続けています。

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